少林寺拳法は他の武道に比べると非常に個性的で面白い武道です。
突いたり蹴ったりもあれば、投げたり極めたりもする、いわゆる総合武道とよばれるものです。
少林寺拳法は1947(昭和22 )年、香川県多度津の地において開祖宗道臣が創始しに"人づくり"の行です。
当時、敗戦による混乱から秩序はすたれ、不正と暴力がまかり通っていた。
開祖 宗 道臣は、中国で学んだ拳技をもとに、自らの理論による独自の拳法を編み出し「少林寺拳法」と命名し、これを人づくりの手段として、「自己確立」と「自他共楽」の教えを説きました。
開祖 宗道臣の心と技を継承し、創始以来少林寺拳法連盟の登録会員数は170万人を超え世界37ヶ国に支部を置くまでに普及し、WSKOによって各地区講習会や4年に1度の国際大会も開催されています。
少林寺拳法は、剛法・柔法・整法の三法二十五系より成り立っています。
突き・蹴り主体の剛法も、抜き・逆・固めなどが主体の柔法も、その技法は守りと反撃からなる護身の術である。
よって、体格の大きさやカの強さに頼らすとも、とも相手を制する事ができるよう、合理的に構成されている。